【2問】良肢位についての問題「まとめ・解説」

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※問題の引用:厚生労働省より

※注意:解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。

MEMO

・まとめてもらいたい問題や希望、漏れがあったらコメントください。

・当HPに「キーワード検索」の機能がありますので、そちらも積極的にお使いください。

109回 午前

36 片麻痺のある成人の臥床患者の患側の良肢位で適切なのはどれか。

1.肩関節は内転10度
2.肘関節は屈曲10度
3.股関節は外転10度
4.足関節は背屈10度

解答3

解説

良肢位とは?

良肢位とは、身体が何らかの理由で麻痺しているなど、関節が上手く動かせない状態にある患者を、日常生活を送る上でより過ごしやすい・動きやすい状態に保たせておくことができる肢位のことをさす。関節の拘縮や変形が起こる可能性や麻痺がある場合に、その位置に固定することで、日常生活への支障を最小限にとどめられる体位である。

1.× 肩関節は、「内転10度」ではなく、外転10~30度である。
2.× 肘関節は、「屈曲10度」ではなく、屈曲90度である。
3.〇 正しい。股関節は、外転10度(外転0~10度)である。
4.× 足関節は、「背屈10度」ではなく、底屈・背屈0度の中間位である。

 

 

 

113回 午前

36 仰臥位の患者の良肢位で正しいのはどれか。

 1.肩関節外転90度
 2.肘関節屈曲90度
 3.膝関節屈曲90度
 4.足関節底屈90度

解答

解説

良肢位とは?

良肢位とは、機能肢位ともいい、身体が何らかの理由で麻痺しているなど、関節が上手く動かせない状態にある患者を、日常生活を送る上でより過ごしやすい・動きやすい状態に保たせておくことができる肢位のことをさす。関節の拘縮や変形が起こる可能性や麻痺がある場合に、その位置に固定することで、日常生活への支障を最小限にとどめられる体位である。

・肩関節:外転10~30度
・肘関節:屈曲90度
・前腕 : 回内・回外中間位
・手関節:背屈10~20度
・股関節:屈曲10度、内旋・外旋中間位、外転0~10度
・膝関節:屈曲10度
・足関節:底屈0~10度

 1.× 肩関節外転は、「90度」ではなく10~30度である。
 2.〇 正しい。肘関節屈曲90度は、仰臥位の患者の良肢位である。
 3.× 膝関節屈曲は、「90度」ではなく10度である。
 4.× 足関節底屈は、「90度」ではなく0~10度である。

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