【2問】集団指導についての問題「まとめ・解説」

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

 

※問題の引用:厚生労働省より

※注意:解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。

MEMO

・まとめてもらいたい問題や希望、漏れがあったらコメントください。

・当HPに「キーワード検索」の機能がありますので、そちらも積極的にお使いください。

 

107回 午後

35 学習支援として、集団指導よりも個別指導が望ましいのはどれか。

1.小学生へのインフルエンザ予防の指導
2.塩分摂取量が多い地域住民への食事指導
3.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者への生活指導
4.3〜4か月児健康診査に来た保護者への離乳食の指導

解答3

解説

1.× 小学生へのインフルエンザ予防の指導は、集団指導が望ましい。なぜなら、指導内容は共通したものとなるため。
2.× 塩分摂取量が多い地域住民への食事指導は、集団指導が望ましい。なぜなら、指導内容は共通したものとなるため。また、地域住民同士の問題共有やコミュニケーションの場となるため。
3.〇 正しい。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者への生活指導は、個別指導が望ましい。なぜなら、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者のプライバシー保護のため。センシティブな情報(敏感に扱わなければいけない情報)の「性に関する事項」にも該当する。
4.× 3〜4か月児健康診査に来た保護者への離乳食の指導は、集団指導が望ましい。なぜなら、指導内容は共通したものとなるため。また、保護者同士の問題共有やコミュニケーションの場となるため。

個人情報保護法とは?

個人情報保護法とは、個人情報の保護に関する法律の略称である。個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とした個人情報の取扱いに関連する日本の法律である。定義(第2条)には、「この法律において『個人情報』とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述などにより特定の個人を識別できるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む)をいう」とされている。

個人情報保護に関するコンプライアンスプログラムの要求事項では、センシティブ情報の具体的項目に関して、以下の5項目を挙げている。①思想及び信条に関する事項、②政治的権利の行使に関する事項、③労働者の団体交渉に関する事項、④医療、性に関する事項、⑤犯罪の経歴、人種、民族、社会的身分、門地並びに出生地及び本籍地など社会的差別の原因となる事項である。

 

 

 

 

111回 午前

36 集団指導が望ましいのはどれか。

1.胃全摘出術後の患者への退院指導
2.1型糖尿病の学童を対象とした療養指導
3.子宮頸癌の術後の神経因性膀胱の患者への間欠的自己導尿の指導
4.ヒト免疫不全ウイルス<HIV>感染者への生活指導

解答2

解説

1.× 胃全摘出術後の患者への退院指導は、個別指導が望ましい。なぜなら、退院後の生活はヒトそれぞれ異なるため。つまり、退院指導は個別性が高い。
2.〇 正しい。1型糖尿病の学童を対象とした療養指導は、集団指導が望ましい。なぜなら、1型糖尿病に対する療養指導(医療的処置)は、基本的に決まりきっているものであるため。療養指導とは、医療スタッフとともに患者さんの自己管理(療養)を指導することである。1型糖尿病とは、原因が自己免疫異常によるインスリン分泌細胞の破壊などがあげられる糖尿病である。小児~思春期の発症が多く、肥満とは関係ないのが特徴である。一方、2型糖尿病の原因は生活習慣の乱れなどによるインスリンの分泌低下である。
3.× 子宮頸癌の術後の神経因性膀胱の患者への間欠的自己導尿の指導は、個別指導が望ましい。なぜなら、陰部についての説明や場合によっては実施になるため。陰部洗浄(トイレ介助)と同様、プライバシーが確保された空間で行われるべきである。ちなみに、神経因性膀胱とは、排尿に関与する神経の障害によって膀胱機能に異常が生じた病態である。間欠自己導尿とは、何らかの原因によって自分で尿を出せなくなった場合に、一定時間ごとに尿道から膀胱にカテーテルを入れて、膀胱内に溜まった尿を排泄する方法である。
4.× ヒト免疫不全ウイルス<HIV>感染者への生活指導は、個別指導が望ましい。なぜなら、選択肢①同様、退院指導は、ヒトそれぞれ異なるため。つまり、生活指導は個別性が高い。ヒト免疫不全ウイルスは、人の免疫細胞に感染してこれを破壊し、最終的に後天性免疫不全症候群を発症させるウイルスである。ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染症に対する治療法は飛躍的に進歩しており早期に発見することでエイズの発症を予防できるようになってきている。しかし、治療を受けずに自然経過した場合、免疫力の低下により様々な障害が発現する。主な感染経路は、①性的接触、②血液感染、③母子感染である。

個人情報保護法とは?

個人情報保護法とは、個人情報の保護に関する法律の略称である。個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とした個人情報の取扱いに関連する日本の法律である。定義(第2条)には、「この法律において『個人情報』とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述などにより特定の個人を識別できるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む)をいう」とされている。

個人情報保護に関するコンプライアンスプログラムの要求事項では、センシティブ情報の具体的項目に関して、以下の5項目を挙げている。①思想及び信条に関する事項、②政治的権利の行使に関する事項、③労働者の団体交渉に関する事項、④医療、性に関する事項、⑤犯罪の経歴、人種、民族、社会的身分、門地並びに出生地及び本籍地など社会的差別の原因となる事項である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)