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次の文を読み100~102の問いに答えよ。
Aちゃん(7歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎と診断されて入院した。入院時、Aちゃんは体温36.6℃、呼吸数20/分、心拍数84/分、血圧130/80mmHgで、床上安静の指示が出された。
101 入院3日。両眼瞼の浮腫と肉眼的血尿は続いていた。看護師がAちゃんのベッドサイドを訪れると、Aちゃんは「頭が痛い。気持ち悪い」と訴えた。Aちゃんは体温36.6℃、呼吸数20/分、心拍数92/分、血圧148/88mmHgであった。
この状況からAちゃんに起こりうる症状はどれか。
1.眼のかゆみ
2.意識障害
3.耳漏
4.鼻閉
解答2
解説
・Aちゃん(7歳、女児、溶連菌感染後急性糸球体腎炎)
・主訴:頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫。
・入院時:体温36.6℃、呼吸数20/分、心拍数84/分、血圧130/80mmHg。
・入院3日:体温36.6℃、呼吸数20/分、心拍数92/分、血圧148/88mmHg。
・両眼瞼の浮腫と肉眼的血尿は続いていた。
・Aちゃん「頭が痛い。気持ち悪い」と。
→糸球体腎炎とは、糸球体腎炎のうちで数週から数カ月の短い期間に急速に腎機能が低下する病気である。糸球体が侵される病気である。原因として、急性上気道炎などの感染後、10日ほど経ってから血尿、むくみ、高血圧などで発症する。症状として、血尿、蛋白尿、貧血を認め、倦怠感や発熱、体重減少などがあげられる。
1.× 眼のかゆみが起こるとは考えにくい。なぜなら、糸球体腎炎の症状に該当しないため。眼のかゆみで、最も考えられるものとして、アレルギー性結膜炎があげられる。異物が入ることによって、体は過剰に反応を起こすことがある。
2.〇 正しい。意識障害が起こりうる症状である。溶連菌症の初期において頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどを起こす。その後、重篤になると、急激に高血圧が出現して脳症状がでる。これを高血圧性脳症といい、早期に発見して治療が必要である。
3.× 耳漏が起こるとは考えにくい。なぜなら、耳漏は、急性中耳炎に起こる症状であるため。急性中耳炎とは、細菌やウイルスなどの病原体が鼻やのどから中耳へと耳管を通って侵入し、そこでも感染することで生じる病気である。症状は、中耳に膿が溜って腫れることで、ズキズキとした激しい耳の痛み、発熱、耳だれ(耳漏)、耳がつまった感じなどである。
4.× 鼻閉が起こるとは考えにくい。鼻閉は、鼻粘膜における血管の血流量の増加や透過性の亢進によって引き起こされる。両側性鼻閉の場合は、アレルギー性鼻炎が考えられる。アレルギー性鼻炎とは、アレルゲンが鼻粘膜から侵入し免疫反応が起こることによって、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状が引き起こされる病気である。通年性アレルギー性鼻炎(一年を通して症状が出るタイプ)と、季節性アレルギー性鼻炎(特定の季節に症状が出るタイプ、いわゆる花粉症)とがあり、両者を合併しているタイプもみられる。
高血圧性脳症とは、急激な高血圧により引き起こされる頭痛、発熱、意識障害、けいれんなどの症状が起こった状態である。一般に、180/110mmHg以上の異常高血圧を呈す。
次の文を読み100~102の問いに答えよ。
Aちゃん(7歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎と診断されて入院した。入院時、Aちゃんは体温36.6℃、呼吸数20/分、心拍数84/分、血圧130/80mmHgで、床上安静の指示が出された。
102 入院して1週が経過した。症状は軽快傾向にあるが床上安静は続いている。仲が良かった同じ病室の児が退院して、Aちゃんはイライラしている。Aちゃんの母親は、毎日昼食後から夕食まで面会をしている。
Aちゃんのストレスに対する看護師の発言で適切なのはどれか。
1.「すぐに退院できるから頑張ろう」
2.「好きなだけテレビや動画を観ていいよ」
3.「ベッドに寝たままプレイルームに行こう」
4.「夕食後もお母さんに付き添ってもらおう」
解答3
解説
・Aちゃん(7歳、女児)
・溶連菌感染後急性糸球体腎炎で入院。
・入院して1週経過。
・症状:軽快傾向、床上安静は続いている。
・仲が良かった同じ病室の児が退院。
・Aちゃんはイライラしている。
・母親:毎日昼食後から夕食まで面会をしている。
→Aちゃんのイライラの原因とどのように解消するか考えよう。
1.× 「すぐに退院できるから頑張ろう」と伝えるのは控えたほうが良い。なぜなら、「すぐに」というあいまいな表現は、受け手によって勘違いを生みやすいため。また、Aちゃんは床上安静を指示されている段階で、今後、症状の悪化も考えられる。退院の目途は未だたっていないため、安易に退院の約束をすべきではない。
2.× 「好きなだけテレビや動画を観ていいよ」と伝える優先度は低い。なぜなら、Aちゃんのイライラの原因は、テレビや動画を見ることができないからではないため。むしろ、動画を見ることで、他の児と仲良く話せない。したがって、さらに孤立感や孤独感を抱きやすい。
3.〇 正しい。「ベッドに寝たままプレイルームに行こう」と伝える。なぜなら、この方法だと床上安静を保ちつつ、他の児との交流がはかられるため。Aちゃんのイライラの原因は、主に、仲が良かった同じ病室の児が退院したためとかんがえられる。
4.× 「夕食後もお母さんに付き添ってもらおう」と伝える優先度は低い。なぜなら、母親にも母親の事情があるため。母親は、毎日昼食後から夕食まで面会をしている。一般的な家族であれば、夕食の準備をしなければならない。したがって、さらなる負担を看護師の判断で背負わせる発言は控えたほうが良い。
次の文を読み103~105の問いに答えよ。
A君(5歳、男児)は共働きの両親と3人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「Aは病院が苦手で、予防接種はAの手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。
診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「Aが血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。
103 母親への声かけで適切なのはどれか。
1.「検査があることは当日に説明しましょう」
2.「予防接種ができるのであれば心配ありません」
3.「家でA君に説明できる絵カードをお渡しします」
4.「看護師3人でA君をしっかりと抑えて採血します」
解答3
解説
・A君(5歳、男児、2歳6か月:自閉スペクトラム症)
・3人暮らし:共働きの両親。
・待合室を走ったり、診察室の扉を開けたり。
・診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子。
・母親「Aは病院が苦手で、予防接種はAの手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と。
・1週後:成長ホルモン分泌刺激試験を行う。
・母親「Aが血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と。
→本症例は、5歳で自閉症スペクトラム障害である。母親の心配でもあるA君のパニックを起こさないためにはどのような対応が良いか考えよう。
→成長ホルモン分泌刺激試験とは、成長ホルモンの分泌を刺激する薬を投与した後、一定の間隔で採血を行って、血液中の成長ホルモン分泌量を調べる検査である。
1.× 「検査があることは当日に説明しましょう」と伝える優先度は低い。なぜなら、A君は繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになった経験があるため。したがって、検査は「当日」ではなく、前々から繰り返し説明することが望ましい。
2.× 「予防接種ができるのであれば心配ありません」と伝える優先度は低い。なぜなら、予防接種と成長ホルモン分泌刺激試験は異なるため。特に、成長ホルモン分泌刺激試験は採血も伴い、自分の血を見ることにもなるため、パニックを起こしやすいといえる。
3.〇 正しい。「家でA君に説明できる絵カードをお渡しします」と伝える。なぜなら、絵カードを渡すことにより、A君に理解しやすく、母親は繰り返し説明できるため。ちなみに、自閉スペクトラム症の患者は、他者とコミュニケーションをとったり関係をもったりすることが苦手である特徴を持つ。
4.× 「看護師3人でA君をしっかりと抑えて採血します」と伝える優先度は低い。なぜなら、予防接種は繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになった経験があるため。あえて、また看護師3人で抑え込んで行うより、A君がパニックを起こさないための対応を考えよう。
自閉症スペクトラム障害とは、正常な社会的関係を構築することができず、言葉の使い方に異常がみられるか、まったく言葉を使おうとせず、強迫的な行動や儀式的な行動がみられる病気である。 自閉スペクトラム症の患者は、他者とコミュニケーションをとったり関係をもったりすることが苦手である特徴を持つ。
広汎性発達障害(自閉スペクトラム障害)とは、相互的な社会関係とコミュニケーションのパターンの障害、および限局・常同・反復的な行動パターンがあげられる。生後5年以内に明らかとなる一群の障害である。通常は精神遅滞を伴う。広汎性発達障害、およびその下位分類である自閉症、アスペルガー症候群、高機能自閉症は、「自閉スペクトラム症」とまとめられた。
【診断基準の要点】
①「社会及び感情の相互性の障害」「社会的相互作用で用いられる非言語的コミュニケーションの障害」「発達レベル相応の関係を築き維持することの障害」の3つがすべて込められること。
②行動、興味活動の、限局的で反復的な様式が認められること。
次の文を読み103~105の問いに答えよ。
A君(5歳、男児)は共働きの両親と3人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「Aは病院が苦手で、予防接種はAの手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。
診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「Aが血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。
104 成長ホルモン分泌刺激試験の結果、母親が自宅で毎晩A君に成長ホルモン製剤を注射することになった。外来で母親は注射の手技を習得し、A君も注射に慣れた。
自宅での注射に向けて、母親に確認する事項で優先度が高いのはどれか。
1.保育所でのA君の様子
2.A君と家族の日課
3.家族の経済状況
4.祖父母の居住地
解答2
解説
・A君(5歳、男児、2歳6か月:自閉スペクトラム症)
・3人暮らし:共働きの両親。
・1週後:成長ホルモン分泌刺激試験を行う。
・成長ホルモン分泌刺激試験の結果、母親が自宅で毎晩A君に成長ホルモン製剤を注射することになった。
・外来で母親は注射の手技を習得し、A君も注射に慣れた。
→家族の状態と病気の症状を考慮しながら、自宅で毎晩注射ができるように支援していこう。
1.× 保育所でのA君の様子の優先度は低い。なぜなら、自宅での注射に向けて母親に確認する事項と関連性が低いため。保育所とは、保育を必要とする乳幼児を預かり、保育する施設である。
2.〇 正しい。A君と家族の日課が自宅での注射に向けて、母親に確認する事項で優先度が高い。なぜなら、自閉症スペクトラム障害は、強迫的な行動や儀式的な行動がみられるため。A君と家族の日課を確認し、注射をうまく組み込めるよう支援する必要がある。
3.× 家族の経済状況の優先度は低い。なぜなら、自宅での注射に向けて母親に確認する事項と関連性が低いため。
4.× 祖父母の居住地の優先度は低い。なぜなら、祖父母の支援をもらう必要が考えにくいため。設問文には、「外来で母親は注射の手技を習得し、A君も注射に慣れている」と記載されている。
自閉症スペクトラム障害とは、正常な社会的関係を構築することができず、言葉の使い方に異常がみられるか、まったく言葉を使おうとせず、強迫的な行動や儀式的な行動がみられる病気である。 自閉スペクトラム症の患者は、他者とコミュニケーションをとったり関係をもったりすることが苦手である特徴を持つ。
広汎性発達障害(自閉スペクトラム障害)とは、相互的な社会関係とコミュニケーションのパターンの障害、および限局・常同・反復的な行動パターンがあげられる。生後5年以内に明らかとなる一群の障害である。通常は精神遅滞を伴う。広汎性発達障害、およびその下位分類である自閉症、アスペルガー症候群、高機能自閉症は、「自閉スペクトラム症」とまとめられた。
【診断基準の要点】
①「社会及び感情の相互性の障害」「社会的相互作用で用いられる非言語的コミュニケーションの障害」「発達レベル相応の関係を築き維持することの障害」の3つがすべて込められること。
②行動、興味活動の、限局的で反復的な様式が認められること。
次の文を読み103~105の問いに答えよ。
A君(5歳、男児)は共働きの両親と3人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「Aは病院が苦手で、予防接種はAの手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。
診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「Aが血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。
105 3か月後、自宅でのA君への成長ホルモン製剤の注射は順調に実施されている。外来受診時に母親から看護師に「Aが通っている療育センターにも相談しましたが、Aは自閉スペクトラム症であるだけでなく、注射もしているので就学のことを考えると心配です。通常の学級に通わせたいと考えているのですが、通常の学級への就学について教えてください」と相談があった。
看護師の説明で適切なのはどれか。
1.「お母さんが学校で待機する必要があります」
2.「就学する学級は受入れ先の校長が決定します」
3.「通常の学級に籍を置くと通級指導は受けられません」
4.「A君の特性に合わせた配慮を学校に求めることができます」
解答4
解説
・A君(5歳、男児、2歳6か月:自閉スペクトラム症)
・3人暮らし:共働きの両親。
・保育所と療育センターに通っている。
・成長ホルモン分泌刺激試験を行う。
・3か月後:自宅でのA君への成長ホルモン製剤の注射は順調に実施されている。
・母親「Aが通っている療育センターにも相談しましたが、Aは自閉スペクトラム症であるだけでなく、注射もしているので就学のことを考えると心配です。通常の学級に通わせたいと考えているのですが、通常の学級への就学について教えてください」と相談があった。
→母親の不安に傾聴・共感しながら、「通常の学級への就学について」その不安を改善できるよう支援していこう。
1.× 「お母さんが学校で待機する必要があります」と伝える必要はない。なぜなら、母親が学校で待機する理由がないため。設問文にも「自宅でのA君への成長ホルモン製剤の注射は順調に実施できている」と記載されている。
2.× 「就学する学級は受入れ先の校長が決定します」と伝える必要はない。なぜなら、虚偽のことを伝えているため。就学する学級は受入れ先の「校長」ではなく、就学する者や家族の希望と教育委員会によって決定されるため。ちなみに、教育委員会とは、教育に関する事務を管理執行するための地方自治体に置かれる行政委員会である。教育委員会の主な職務は、①学校その他の教育財産の管理に関すること。②教育委員会及び学校その他の教育機関の職員の任免その他の人事に関すること。③学齢児童生徒の就学並びに児童生徒及び幼児の入学、転学及び退学に関すること。④学校の組織編制、教育課程、学習指導、生徒指導及び職業指導に関することなどがあげられる。
3.× 「通常の学級に籍を置くと通級指導は受けられません」と伝える必要はない。なぜなら、虚偽のことを伝えているため。通常の学級に籍を置いた場合でも通級指導は受けられる。ちなみに、通級指導とは、小学校、中学校、高等学校などで、通常の学級での学習や生活におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする児童生徒に対して、各教科等の授業は通常の学級で行いつつ、障害に応じた特別の指導を「通級指導教室」といった特別の場で行う特別支援教育の形態の一つである。
4.〇 正しい。「A君の特性に合わせた配慮を学校に求めることができます」と説明する。障害者基本法において、国や地方公共団体が障害者が障害者でない児童や生徒と教育を受けられるよう配慮し、教育の内容や方法の改善・充実を図るよう定められている。
自閉症スペクトラム障害とは、正常な社会的関係を構築することができず、言葉の使い方に異常がみられるか、まったく言葉を使おうとせず、強迫的な行動や儀式的な行動がみられる病気である。 自閉スペクトラム症の患者は、他者とコミュニケーションをとったり関係をもったりすることが苦手である特徴を持つ。
広汎性発達障害(自閉スペクトラム障害)とは、相互的な社会関係とコミュニケーションのパターンの障害、および限局・常同・反復的な行動パターンがあげられる。生後5年以内に明らかとなる一群の障害である。通常は精神遅滞を伴う。広汎性発達障害、およびその下位分類である自閉症、アスペルガー症候群、高機能自閉症は、「自閉スペクトラム症」とまとめられた。
【診断基準の要点】
①「社会及び感情の相互性の障害」「社会的相互作用で用いられる非言語的コミュニケーションの障害」「発達レベル相応の関係を築き維持することの障害」の3つがすべて込められること。
②行動、興味活動の、限局的で反復的な様式が認められること。